プレハブを解体する際の正しい手順はご存じでしょうか?簡単にできると思ってしまいがちですが、正しい手順で行わないと非常に危険な場合もあります。工事の遅れだけではなく、有害物質の有無確認を怠ると自分だけではなく近隣にも被害を及ぼします。正しい手順を知って、スムーズに解体を行いましょう。
プレハブを自力で解体する手順
自力でもプレハブ解体の手順としては、一般的な家屋の解体工事と変わりません。ですが工事に入る前に忘れてはならないことがあります。まず近隣へのあいさつは忘れずに行いましょう。
作業中の振動や騒音、埃など何らかの形で近隣への影響は必ずあります。近隣へ事前に説明した上で理解や協力してもらうことが大切です。あいさつを怠ってしまうと無用なクレームやトラブルの原因になってしまうでしょう。
続いて、ライフラインの撤去を行います。プレハブ内で電気やガスを使用していた場合、配管や配線が通っているので事前に撤去しておくと本体解体の際、スムーズに作業を進められます。
具体的なプレハブ本体の解体手順については以下の流れです。
1.屋根の撤去
2.内装の撤去
3.側壁の撤去
4.床面の撤去
5.基礎や残りの細かい物の撤去
プレハブを組み立てた場合と反対の手順で解体を行っていきます。プレハブは各々のパネルを骨組みにはめ込んである作りになっている場合が多いので、骨組み毎に1枚づつ剥がしていく形です。
プレハブの規模によって違いますが、DIYで小屋の解体を行ったことがある人や知識がある人であれば1日でも解体を終わらせることができます。
清掃を忘れずに
本体の撤去が終わったら清掃と整地に移ります。解体作業ではいろいろな廃材やごみがでます。解体しながら清掃も進めていくことが理想的ですが、確認の意味でも最後にもう一度行うべきでしょう。
廃棄物は、廃棄物処理法に順って適切に処理しなければなりません。人気のない場所に放置や地中に埋め込むようなことは絶対にしてはいけません。
第一条 この法律は、廃棄物の排出を抑制し、及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をし、並びに生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とする。
引用:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 | e-Gov法令検索 (e-gov.go.jp)
解体した後は地面がデコボコになっていることが多いので、できるだけ平らな状態にすることを意識しておけばその後の用途の役に立つでしょう。
まとめ
プレハブを自力で解体することは適切な道具と正しい手順を知っていれば可能です。しかし、自力では常に危険と隣り合わせな作業であることは十分に意識しておきましょう。